姜 連淑 (著)
オモニって、ハングルでお母さんのことです。お母さんみたいな姜先生の一冊。
元々ソウルのお料理は一つ一つの味が薄いそう。その薄い味を足して足しておいしい味に仕上げる、というのが本来の食べ方だとか。考えてみると、ビビンバがそうだなあ。でも、最近のソウルは地方出身者の方が増えて、北の方の「濃い味」が多くなったとか。東京と同じです。失われつつある「本来のソウル」の味を伝えたい、と出来たのがこの本です。江戸っ子にあこがれる鈴木に近いものあり。
「辛い」印象のある韓国料理。でもこの本は体にやしくて野菜いっぱいのおいしい一冊になりました。